ロブ子の日記

革靴と夫婦

中古のエドワードグリーンのカドガンを丸洗いしてみた〜中古靴の丸洗い・スムースレザー編〜

こんにちは、ロブ子です。

 

今日は、夫が中古で購入したエドワードグリーンのカドガンを、サドルソープで丸洗いした時のお話です。

 

このカドガンは、きつい匂い甲に入った深いシワ羽根にくっきり付いたシューレースの跡色の抜け、といった問題点がありました。夫は、たっぷりのデリケートクリームで何度も保湿したり、シュークリームを塗りこみ補色したりしましたが、匂いはどうにもなりませんでした。。

そこで全ての問題を解決するには丸洗いしかないということで丸洗いに挑戦しました。

 

 

 

使用した道具

■サドルソープ

■クリーニングブラシ

■クリーニングスポンジ

■クッキングペーパーや新聞紙

■要らないタオル

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丸洗い前

 

丸洗い方法(スムースレザー編)

①馬毛ブラシでブラッシングしてホコリを落としたあと、ステインリムーバーで古いクリームや汚れを拭き取ります。(シューレースは外しておきます。)

②たっぷりの人肌のお湯にしばらくつけておきます。15分程放置しました。お湯は汚くなったら捨てて、新しいお湯を入れました。

③サドルソープをクリーニングブラシ(またはスポンジ)にとり、靴全体を泡立てながら優しくクルクルと洗います。

④お湯で洗い流します。③と④を匂いが気にならなくなるまで繰り返します。夫は3回繰り返しました。

⑤要らないタオルでしっかり水分を拭きます。

⑥キッチンペーパーで靴の中の奥の水分を拭きます。

⑦新聞紙を靴の中に詰め、日陰で干します。(風がよく通るように、立てかけておくか、すのこ板等に置くことをおすすめします)

⑧しばらくしたら新聞紙を取り、新しい新聞紙を入れます。何度か繰り返した後は新聞紙を外し1〜2日間干します。

⑨8〜9割乾いたところでシューツリーを入れ、引き続き干します。(シワを伸ばし靴の本来の形に戻してあげたかったので、完全に乾く前にシューツリーを入れました。)

⑩8〜9割乾いたところで、デリケートクリームを塗りこみます。(完全に乾いてしまう前に保湿してあげることで、乾燥を防ぐことが出来ます。人間の皮膚と同じですね。)

⑪完全に乾いたら、シュークリームで仕上げます。

 

結果〜匂いは?シワは?〜

・匂いはほとんどなくなった(MAX時の匂いが10とすると1くらいまで減少)

・シワは少し無くなった(劇的な変化はなかった)

・時間がかかった(完全に乾くまで2日かかった。)

・色が抜けた(シュークリームで補色したことで下の写真位までは復活。ただ、1日履くと色が抜けることが判明した為、何らかの処置が必要)

 

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全ての工程終了後

 

匂いはほとんどなくなりました。鼻を近づけると微かに臭う程度です。

完全に乾くまでの時間は、私のジョンロブの時よりも長かったです。スエードとスムースレザーの違いなのか、単純に大きさの違いなのか、お湯に浸けていたた時間の問題(浸透した水分量)なのか分かりませんが、様子を見ながら2日程待ちました。

 

総合的には満足の行く結果となりました。

 

ただ、色が抜けた点については困ったことが発生しました。

シュークリームで補色したことで、写真の様にきれいな状態に戻ったと思っていたのですが、1日履いてみると色が抜けている箇所があったようで。。。

 

後日、靴の染め替え修理に出すことにしました。靴の染め替えには時間がかかるようなので(1〜2ヶ月程)、終わったら記録を付けたいと思います。